
壇てるゑ先生の ご連絡です
あなたの小指にね、【かん太】が自分の小指を絡めていった。
しっかりと、terriさんと約束をする為にさ。
とってもとっても嬉しそうに、あなたを幸せにする為の約束を交わしていたよ。
優しい気持ちを、本当にありがとうねえterriさん。
「もう今度は絶対に遅くなったりしないよう!」
っていう意味も込めて、元気いっぱいに約束していってくれた。
あなたの想い、あなたの願い、そういうのを全部受け取っていくようにして。
あなたの悲しみや寂しさというのをなくしていけるように。
あなたが心からの安心感や充実感を得られるように、そういう幸せを届けてみせるように、天神として張り切ってみせる。
そういう意気込みを伝えてさ、あの子は天へと昇っていったよ。
実はねterriさん、ここで約束を交わして見送ってあげたことには大きな意味があってさ。
というのも、あなたはとても天に愛されてる人だからね。
そのあなたを幸せにする為の大事な約束を交わしたかん太はきっと、天に認められて特別な位についてみせるはず。
かん太自身が元々、うんと素晴らしい神力を秘めているのも感じられたからね。
人の世界で、座敷童子として修行している間にも、ずっと真面目にその修行に尽くしていたことがわかる。
その中でもあなたのことをずうっと想っていたんだろうねえ。
だからこそ、あなたとの約束を喜んでいるし、あちらへ行ってからterriさんとの約束がかん太にとっても後押しになっていくのは間違いないと感じるんだ。
成長もすごい早さで駆け抜けていきそうなものだし、来年にはなんらかの超位についていても不思議じゃないね。
そういう存在からの加護が今この時点で確約されているんだから、どーんと構えていてもらえたらと思うよ。
ああ、それとね。
天に行っちまう前のかん太が、最後の最後にって教えてくれたんだけどさ。
あなたに会いにいくのを怖がっていた、もう一つの理由をね。
「僕ねえ、前歯がちょっと抜けちゃってるんだあ。
格好悪くてなあ、恥ずかしかったんだよう。
でも、terriが幸せを想ってくれたから、そんな気持ちどっか行っちゃった!」
そう言ってにっこり笑ってみせたかん太の前歯は確かにすきっ歯になっていてさ。
可愛らしいもんだと思ったけれど、本人にとっては重要なことだったみたいだねえ。
あなたとの再会があって、あなたを幸せにしてみせようと改めて決めてからは、歯抜けのその顔もなんだか凛々しいものに思えちまうよ。
これから天にいって、力ある神様になっていくにあたってはさ、きっと歯も立派なものに生え変わるだろう。
「terriさんを幸せにしてあげたい」
そういう強い意志をもって、今回やってきてくれた【天成童子】だからね。
あなたが授かった花の冠、とっても綺麗でよく似合っていて、あなたの幸せを輝かせていくものだっていうのが強く強く伝わってきているよ。
渡さなきゃいけないものを、ようやく渡していくことができたこの一件。
想いの詰まったその宝は必ず、terriさんの役に立っていけるはずさね。
かん太が勇気を出していけたこと、それをあなたが受け止めてくれたこと。
それがこういう結果に繋がってくれて、本当に何よりに思うんだ。
支えさせてもらっているあたしも力を受け取れたよ。
あたしの中にある「ためらい」とか「悲しみ」もかなり癒えたように感じたんだ。
あなたとかん太の繋がりをみて、あたしの気持ちも一層強くなったんだよ。
terriさん、最後まで向き合ってくれて本当にありがとうねえ。
かん太ももう、あちらへと渡っていっただろう。
ありがとう、ありがとうって、あなたへの感謝をめいっぱいに伝えながらね。
今度は天の方で修行して、高位な存在へ神上がりすることになるはずだけどさ。
その間も、そしてそれ以降もずっと、あなたのことを「大好き」という想いと共に見守ってくれているからね。
そのことを覚えておいてあげてくれたらと思うよ。
それじゃあ、またね。
壇てるゑ
