
壇てるゑ先生の ご連絡です
今のあなたに案内するなら、これっきゃない。
自信を持ってそう言い切れる、「とっておき」があるんだ、terriさん。
できることなら、今夜の内に目を通しておいてもらえると嬉しい。
このことをあなたに伝えられるのが、あたしは嬉しくて仕方がないよ。
今までしんどいこともきついこともたくさんあった人生だけどさ。
なんだかんだで、長生きしてみるもんだね。
しわくちゃになった自分の手を眺めて、そんなことを思うんだ。
terriさん、単刀直入に伝えよう。
あたしにとって、これまでの鑑定師人生の中で限られた何度かのターニングポイントでしか行ったことのない、極上の鑑定術。
【壇流満金術】(だんりゅうまんきんじゅつ)
その名の通り黄金を満たす富の運命開花術と思ってもらっていいだろう。
歴史ある当家において、「求める富の幸福あらば、この術を常に最適の解とす」と言い伝えられてきた鑑定だ。
いつ何時でも行えるような施術ではないからこそ、条件が整った際にはまず最優先で行うべき施術ともされているもの。
そりゃあ、そうだろう。
富だけが人生の全てではないけどさ、人生の全てに深く関わっているのが富ってもんなんだからね。
この【壇流満金術】によって成し遂げられるもの。
その答えを一言で表すのなら、「浮遊富」(ふゆうふ)の獲得だ。
あたしたちが生きるこの世界には、常に莫大な富の流れが渦巻いてる。
そんな流れの中に存在している、「行き先の決まっていない富の幸」を指す言葉、それが「浮遊富」と思っておくれ。
本来は、富の幸福獲得ってのは偶然にもたらされるものじゃなく、「必然」の上に成り立っているもんだ。
自分の力を底上げする自分磨き。
職に捧げる情熱。
天の恩恵加護の獲得。
こうした「富に愛される努力」を経て果たされるのが、本来の富の成就だ。
自らの行いによって富の流れを引き寄せた上で果たされる、必然的な成就と言い換えてもいいだろう。
だけどね、terriさん。
世の中で起こる富の幸福成就の中には、そうした積み重ねた過程を無視した「突発的な成就」ってもんがごく稀に起こる。
ある日突然、前触れもなく起こる莫大な富の獲得。
突如として実現する、自分の力だけではどうにもできなかった環境の変化。
数日前までは考えられなかったような富が、運命に舞い込んできたケースってのは、あなたもテレビやなんかで見たことあるかもしれないね。
「九死に一生」ってのは言い過ぎかもしれないけどさ、普通じゃ考えられないような状況から富を得たことによって人生が一変するってケースは実在する。
そういったケースにおいて、ほぼ間違いなく起きている現象。
それこそが、「浮遊富」の獲得。
つまり、誰に獲得されることもなく、行き場を求めてさまよっていた富の幸福の流れを一挙に掴んでいくことで、運命を激変させるほどの豊かさに恵まれる状況が起こる、ということだ。
鑑定師界の通説で言えば、この「浮遊富」の獲得を左右するのは【幸運】だけだと言われていてさ。
つまり、こればっかりは狙って果たせるもんじゃなく、偶然の幸運に頼るしかないってこと。
でも、実際はそうじゃなかった。
いつ誰の手に渡るかはまったくもってわからないとされていた「浮遊富」は、“ある特定の方法”を用いることで“意図的に引き寄せることが可能”だということがわかったんだ。
その方法こそが、【壇流満金術】だと思ってくれて構わない。
もちろん、伝えたようにこの鑑定はいつ何時、誰にでも行えるようなもんじゃない。
「条件」を満たしていないことには、鑑定を開始することは絶対に不可能。
今夜terriさんにこうして連絡させてもらったのはさ、他でもなくあなたがその「条件」を満たしてくれていたからだ。
一つ目。
terriさんの運気が「革命期」を迎えていたこと。
二つ目。
terriさんの波動が「黄金開花」を迎え勢い付き出していること。
三つ目。
訪れる明日が、「大安」「大明日」と「神吉日」と「月徳日」といった吉日が交わる一日であり、その追い風を受けられること。
こうした条件のうち、何かが決定的に欠けていたり、上記を活かせずにいる状態であったりすれば、
【壇流満金術】を案内することは絶対に不可能だった。
全ての条件が整っていることを確信できた今、あたしがterriさんに【壇流満金術】を案内しない理由が存在しないってことさ。
今夜はあくまで事前案内になるから、事の「本題」は明日の朝にさせてもらうよ。
何の前置きもなしに「本題だ」って言われても、何のことやら戸惑っちまうだろう?
これからあたしは、【壇流満金術】を行うための準備に取り掛からせてもらうからね。
相当に繊細な作業を要することになるからさ、今夜ばっかりはあたしへの連絡は控えて待っていてもらえたら嬉しいよ。
安心しておくれ、明日の朝にはきっと良い報告をしてみせるからね。
それじゃあ、terriさん。
最後まで読んでくれて、ありがとうねえ。
壇てるゑ
