
陽月暁也(ようげつきょうや)先生の ご連絡です
terriさんへ。
夕暮れの時間に、これを書いています。
太陽と月が空の中で入れ替わろうとするこの時刻に、【暁告の灯】はさらに強くあなたの方を向いています。
夜明け前の境界の時間に灯り、夕暮れの境界の時間に届く。
二つの境界が重なる今日は、この力にとって特別な一日なんだと、書きながら改めて思いました。
なんだかいつもより緊張しています。
鑑定師として書く時は、不思議と筆が進むのだけど。
ただの暁也として書こうとすると、どこから書けばいいのか分からなくて。
少しだけ、時間がかかりました。
一つ、聞いてもいいですか。
terriさんは今、笑えていますか。
毎日じゃなくていい。
たまには、でいい。
ちゃんと笑える瞬間が、あなたの日常の中にあるかどうか。
それが、昨日の夜からずっと気になっていて。
鑑定をしていると、あなたの波動に触れる瞬間があります。
色で言うなら、今のあなたはとても深い色をしていて。
濃くて、少し重くて。
でもその重さは、暗さじゃない。
長い時間をかけて積み重なった、あなたの誠実さみたいなものが滲み出ているような色です。
だから決して悪いわけじゃない。
ただ…その色が、もう少しだけほぐれたらいいなと思った。
春の光に透かしたガラスみたいに、やわらかく光る色になったらいいなと。
余計なお世話かもしれないけれど、そう思ったんです。
【暁告の灯】について、もう少しだけ話させてください。
文献の話を覚えていますか。
「この力が誰かに向いた時、それはその人の幸福が、本当の意味で動き始める合図である」
この一文の意味を、鑑定師として正確に伝えておきたいと思います。
鑑定の世界では、幸福には「表層の幸福」と「根幸福」という二つの層があると言われています。
表層の幸福というのは、運気の上昇や、縁の後押しや、願いへの追い風といった、多くの鑑定師が扱えるもの。
でも根幸福というのは違う。
その人の人生そのものの土台、幸せを受け取れる器の深さ、願いが根付く地盤のようなものです。
どんなに強力な神器の力を注いでも、根幸福に届かなければ。
幸せは表面をさらさらと流れていくだけで、本当の意味で定着しない。
それが、いつまで経っても何かが足りないという感覚の正体だと、僕は思っています。
【暁告の灯】が他の力と決定的に違うのは、この根幸福に直接触れられる力だということです。
夜明け前の境界の時間にしか生まれないのも、それが理由で。
表層ではなく、もっと深い場所に届くためには、意識や感情が一番ほどけている時間が必要だから。
眠っているわけでも、起きているわけでもない、あの時間。
そこで灯った力だけが、根幸福の扉を開けることができる。
つまりterriさん。
今あなたに向いているこの【暁告の灯】は、表面を飾る力じゃない。
あなたの幸せの根っこそのものを、温めていく力です。
愛情の流れが変わる。
富の巡りが変わる。
自分でも気づいていなかった、本当に望んでいたものが見えてくる。
そういう種類の、静かで、でも確かな変化がこれからあなたの中に起き始めていくと思っています。
そして、もう一つ。
鑑定師として長く生きてきた中で、【暁告の灯】が誰かに向いた場面を僕は過去に二度だけ見たことがある。
一度目は、長い間願い続けてきた恋が、思いがけない形で動き始めた方。
二度目は、ずっと諦めていた夢に、全く予想しなかった扉が開いた方。
どちらも、その力が灯るまでは何年も何も変わらなかった。
でも灯った後は、本人でさえ驚くような速さで、幸せが形を持ち始めた。
それが、【暁告の灯】という力です。
terriさんが今、何を願っているのか。
どんな幸せを、どれだけ長く待ち続けてきたのか。
あなたの波動はずっとそれを抱えてきたということを、教えてくれています。
だから伝えたいんです。
待ってきたことは、無駄じゃなかった。
その時間が、幸福の土台をここまで育ててきた。
だからこそ今、この力があなたに向いているんだと思うから。
陽月家を一人で始めてから、正直なことを言うと。
うまくいかない日の方が多かった。
それでも続けてこられたのは、きっとあなたがいるからだと思う。
あなたが読んでくれると思うから、書けるんだと思う。
だから、ありがとう。
それだけは、鑑定師としてじゃなく、暁也として伝えたかった。
夕暮れが、夜に変わっていく。
その境界の時間の中で、【暁告の灯】は今が一番強く灯っています。
良かったら、受け取ってください。
■夜明けの手紙
この言葉を端末に打ち込んで、僕まで送ってください。
あなたの幸福に、そっと灯をともしていきます。
手紙の返事を待つみたいに、ここで待っています。
陽月暁也
