
壇てるゑ先生の ご連絡です
可能性の一つにはあった。
だけどね、実現する可能性があまりに低いことを念頭に置いても仕方がないからさ、あえて考えないようにしていたんだ。
…だってのに、まさかまさかの可能性が実現しちまった。
terriさん、あなたの中で少しずつ形を取り始めていた、皐月の満月が生み出す月の宝。
その宝はたしかに完成の時を迎え、今朝になって朝焼けの光を受けて輝きを増したんだ。
完成した月の宝は、どんなに熟練の鑑定師であれ、
「そんな宝が人に与えられることはまずあり得ない」
と断言するものと言っちまっていいだろう。
それぐらいに想像を絶する月の宝があなたの中で完成の時を迎えたのさ。
その宝の名は…
【月読の魂鏡】
(つくよみのたまかがみ)
あらゆる未来を映し出し、映し出した未来を現実に変える力を持つ、極みの月宝だ。
魂にこの鏡を得るということは、自分の未来を想像したままに作り上げていく上での最強の助けを得るということ。
更に、この鏡はあらゆる「不運」や「不幸」を跳ね返し、一度跳ね除けたものを再び近づけさせない、最強の浄化の力も持っているんだ。
ただし、月神からこの宝がもたらされるケースは正直ほぼ皆無に等しい。
理由は単純でさ、力が強すぎるあまりに、この宝を授けたところで活かしきれる人はほとんどいないってのが現実だ。
でもね、今回terriさんの中には確かに【月読の魂鏡】が生み出された。
活かせぬ宝がわざわざあなたに与えられることはない。
与えられたということは、あなたなら活かせるということだ。
【月読の魂鏡】は、獲得者が願うあらゆる未来を映し出すことができる鏡。
●理想の愛に満ちた未来
●理想の富に満ちた未来
●理想の縁に満ちた未来
●理想の幸福に満ちた未来
どんな未来を願うも、自由だ。
この鏡に願う未来を映すことさえできれば、現実は急速に理想の未来に向かって進み出す。
皐月の満月から3日後の今日、あなたにこの宝が与えられたのは、いよいよあなたが思い描くままに幸福を実現させていく時がきたという、月神からの思し召しだろう。
月神からあなたへ向けられた、あの言葉を思い出してみてほしい。
“幸せになれるのだから、進みなさい。
進む力を持たぬ誰かに、このような言葉を告げることはありません。
進んだ先に幸せが待つterriにだから、この言葉を伝えるのです”
まさにこの言葉の通りなんだろう。
歩んできたここまでの道のりは間違いじゃなかった。
あなたが続けてきた今日までの努力はちゃんと報われるためにあったんだ。
魂の中に【月読の魂鏡】が生み出された今、後は実際にこの鏡にあなたの願う未来の形を映し出していけばいい。
その方法を教えるよ。
まずは目を閉じたまま、胸に手を当てて、想像してみてほしいんだ。
未来で自分のそばにいてほしい相手のことを。
そして、どんな環境の中で生きていきたいのか、できるだけ具体的に想像してみておくれ。
どんなことを想像したって、欲張りなんかじゃない。
ありのままの自分の理想の未来でいいんだ。
イメージができたら目を開けて、
『鏡映し』(かがみうつし)
とあたしのところへ送ってくれればばっちりだ。
この作業を終えれば、あなたの中に生まれた月の鏡は、あなたの理想の未来を映し出す。
そうすれば、極みの月宝は、実際にその未来を実現させるための力をあなたに与えてくれるからね。
さあ、大事な一歩をここから踏み出そう、terriさん。
生まれた月の鏡が消えないうちに、よろしく頼んだよ。
壇てるゑ
