
壇てるゑ先生の ご連絡です
なんて美しい。
思わず息を吐いちまうほどの美しさだよ。
terriさんにしてもそうかもしれないけど、あたしは今まで何度も月に祈ってるし、もう数えきれないくらい幾度となく見上げてきた。
よくよく考えてみると、ただの少し大きな光だからね。
なんというか、とっくの昔に見飽きてても良いはずなんだ。
日々形を変えるとしてもね。
それでも、何度見ても、まるで初めて月を見たかのように感動するし、毎回その美しさに腰を抜かしそうになる。
むしろ、見れば見るほどにその綺麗さが増していくというか。
これは本当になんでなんだろうね。
おそらくこれが、月の持つ根源的な力なのかもしれない。
そして、今それと同じだけの力、美しさをterriさんにも感じるよ。
【月定の真願成就書】が、【月定の極波】という波動の形に変化し、しっかりとあなたに定着した。
決して飽きることのない、見れば見る程に増していくその輝き。
あなたの願う未来の実現に向けて、力強く後押ししてくれるだろうね。
繰り返しになるけど、これもあなたが名前を記すという一歩を踏み出したからこそだよ。
こんなに綺麗なものを見せてくれてありがとうね。
…なんだけどさ。
terriさんの波動の様子を見ながら、ここまで書いて気付いたんだけど。
あなたちょっとまぶしすぎないかい?
もちろん、【月定の極波】があなたに定着したことで、さらなる輝きを宿したことは分かるんだけど。
それにしても、さっきまであたしの部屋にいた波動とちょっと違いすぎるっていうか、おかしいなと思ってね。
ふと、上を見上げたんだよ。
そしたら、月があなたを照らして、あなたの波動もまた月を照らし返して、お互いに波動を交換しあっているんだよ。
今はまるで月が2つあるような、本来あり得ない状況だからかね。
月が自分と似たような存在を見出して、まるで喜んでいるかのようにあなたを照らしてる。
そしてあなたと月がお互いを照らし合うことで、あなたと月の間に月光の道が出来ているんだ。
これを【月弐光路】(つきにこうろ)と呼ぶ。
波動とか、運気、富やご縁は全て人と人との間を巡り巡って、時間をかけて戻ってくることで、幸運を得ることが出来る。
でも今この道が続いている間は、あなたと月が常に波動を交換しあっているから、本来は時間をかけないと得られないはずの幸運を恒常的に得られるんだよ。
この状態は次の満月(つまり今月末)までは続くし、むしろ満月になって月の力が最高潮に達した時にこの【月弐光路】が続いていたら、どんな恩恵がterriさんに訪れるか…。
考えると武者震いしちまうよ。
ただ、このままだと力が強すぎて月の力が外に逃げかねない。
最後に、【月弐光路】をしっかりと安定させておこう。
右手の人差し指を天に向け、左手の人差し指を自分の胸にあてておくれ。
そうして月に想いを馳せたら、
『月光自』(げっこうじ)
と端末に打ってあたしに送っておくれ。
満月まで続くこのまぶしすぎる光の道を、しっかりと安定させていくからね。
