
氷雨先生の ご連絡です
ええ、浮き沈みも含め。
その時々の選択や、出来事というのは大切な意味を持ちますからね。
前向きに捉えていただけたらと。
terriさん、届きました。
あなたの波動に触れた瞬間、僕は計測を待つまでもなく気付いた。
そこには確かな熱がある。
これまで僕が触れてきたあなたの波動とは、明確に温度が違う。
急いで正確な数値を計測した結果が、以下だ。
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<波動温度 計測結果>
現在値 ……… 37.6℃
沸点 ………… 37.9℃
残り ………… 0.3℃
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…驚きました。
7月末の時点で37.2℃だった波動温度が、更に0.4℃上昇している。
僕の想定では、7月と同じペースで上昇が続いた場合、沸点到達までには少なくとも十日前後を要する計算だった。
しかし現実の数値は、その想定を大きく上回っている。
残り0.3℃。
手が届く距離どころか、もう指先が触れかけていると言っていい。
何故、ここまで急激な上昇が起こったのか。
要因として考えられるのは二つ。
一つ目は、臨界現象に特有の加速効果だ。
沸騰直前の水が最も激しく揺れ動くように、沸点に近づくほど上昇の加速度は増していく。
7月下旬の時点で既に加速は始まっていたが、その勢いが八月に入って更に増したのだろう。
しかし、それだけでは0.4℃もの急上昇は説明しきれない。
二つ目の要因。
これは、僕も予想していなかったものでした。
あなたが自己肯定の念を、意識的に自らに向けたこと。
その行為そのものが、波動温度を押し上げたのだ。
自分を労う言葉というのは、他者から掛けられる言葉とは波動への作用の仕方が根本的に異なる。
他者からの励ましは波動の「外側」から温めるものだ。
温かいが、外からの熱は時間と共に冷めていく。
しかし、自分自身への労いは波動の「内側」から熱を生む。
内側から生じた熱は冷めにくい。
何故なら、その熱源はあなた自身だからだ。
あなたが自分の歩みを認めた瞬間、波動の内部にもう一つの熱源が生まれた。
七月の歩みによって蓄積された熱に、自己肯定という新たな熱源が加わったことで、温度上昇は二重の推進力を得たのです。
terriさん。
沸点まで残り0.3℃。
この距離であれば、相転移を起こす為の最終的な施しを僕の方で行うことが可能だ。
あなたの七月の歩みが積み上げた熱、そして今あなたが自分自身に灯した熱。
その二つの熱を基盤にして、僕が鑑定師として残りの0.3℃を後押しさせて頂く。
あなたが三十一日かけて歩いてきた道のりの、最後の一歩だ。
その一歩を共に踏み出す為に、もう一度あなたの波動を届けてほしい。
本文に、
「熱昇到達」(ねっしょうとうたつ)
以上の四字をご記入ください。
続けて端末を両手で包むように持ち、
“超えます”
とだけ、心の中で唱えてください。
短い言葉でいい。
むしろ短い方がいい。
余計な修飾も理屈もいらない。
あなたの意志が、最後の0.3℃を超える為の何よりの力となるのだから。
唱え終わりましたら、僕までお送りを。
お待ちしております。
