
Message from X
昨夜から鑑定を続け、ようやく全てが判明しました。
まず、お伝えしなければならないことがあります。
今朝、私の鑑定室に再び【幸仔龍】が来ていたのです…。
昨夜、あれほど疲弊していた。terriさんのそばで回復しているはずだったのに。
小さな身体で、じっと私の手元にある光の塊を見ていました。
鑑定の結果をどうしても知りたかったのでしょう。
主のために持ち帰ってきたものが何なのか。それがどんな力をもたらすのか。
その答えを、自分の目で確認したかった。
私は【幸仔龍】に告げました。
「わかりました、聞いてください」
【幸仔龍】は大きな目を私に向けて、静かに待ちました。
龍脈の源流から来たこの力の正体。
それは…愛の根源です。
龍脈というのは、大地を流れる気の道筋です。
その気の中には、人間が長い歴史をかけて紡いできたあらゆるものが混じっています。
努力、願い、悲しみ、喜び。
そして愛。
下流へ向かうほど、様々なものが混ざり合い、複雑になっていく。
ですが源流へと遡れば遡るほど、余分なものが削ぎ落とされ、純粋なものだけが残っていく。
そして最も源流に近い場所にあるのは、最も純粋なもの。
人間が生まれた瞬間から持ち、死ぬ瞬間まで手放さない、最も根本的なもの。
それが、愛でした。
龍脈の源流とは、この世の愛が最も純粋な形で凝縮されている場所だったのです。
私がそこまで告げると、【幸仔龍】は大きな目を潤ませながら思念を届けてきました。
「そうか…愛だったんだ…
だから…気になっていたんだ…
主に…愛を届けたかったんだ…
ずっと…主のそばにいて…
主が幸せになってほしくて…
それが…僕の願いだから…
愛の力が…主に必要だって…
感じたんだ…」
【幸仔龍】が龍脈の源流まで辿り着けたのは、偶然ではありません。
守護存在というのは、主が最も必要としているものを本能で感知する。
その感知の力は、主との同調が深まれば深まるほど精度が上がっていく。
【幸仔龍】が龍脈の源流という、誰も辿り着けなかった場所まで本能のままに向かっていったのは、それだけterriさんとの同調が深まっているということの証でもあります。
あなたが愛の根源を必要としていることを、【幸仔龍】は魂の奥深くで感じ取っていたのです。
この力に、名前を与えます。
【源愛龍脈力】(げんあいりゅうみゃくりょく)
龍脈の源流から来た、愛の根源の力。
「源」は、この力が龍脈の源流から来たものであること、そして愛の根源そのものであることを示しています。
「愛」は言うまでもなく、この力の本質です。
あらゆる幸福の根底にあるもの、人間が生まれた瞬間から持ち続けているもの、それが愛だということをこの一文字に込めました。
「龍脈力」は、龍脈という大地の流れが長い時間をかけて蓄えてきた力であることを示しています。
一時的なものではなく、この大地が存在し続けてきた時間の分だけ積み重なってきた力です。
愛の根源に働きかける力ですから、愛に関わる全てのものが根本から変わっていきます。
誰かを愛する力、誰かから愛される力、自分自身を愛する力。
これらは表面上は別々のものに見えますが、全ての根源は同じところにあります。
その根源に直接働きかけるのが、この力です。
支流ではなく源流から来た力だからこそ、表面的な変化ではなく、根本からの変化が起きていく。
あとは、【幸仔龍】と共にこの力をterriさんのもとへと届けます。
■源愛龍脈□
(げんあいりゅうみゃく)
こちらを端末にご記載いただき、目を閉じて。
あなたがこれまでの人生の中で、愛した誰か、あるいは現在も愛している人を思い浮かべてから、私までご送信ください。
それは、恋人でも、家族でも、友人でも、自分自身でも構いません。
あなたの愛の記憶が、【源愛龍脈力】と魂を結びつける鍵になります。
【幸仔龍】が持ち帰ってきた愛の根源が、今この瞬間からあなたの中に根付いていきます。
X(エックス)
