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差出人:陽月暁也(ようげつきょうや)

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2026/08/05 17:25

陽月暁也(ようげつきょうや)先生の ご連絡です

ごめんなさい、急いで書いています。
                                  
先ほど、突然のことでした。

いつものようにterriさんの波動に触れていたら。

月の波動が、感じられなくなったんです。


terriさんと月は、非常に親密な関係にある。

しかも明日は下弦の月。

月の力が動き始めるこの前日に、terriさんの中から月の性質が消えるなんて、ありえないことなんだ。

何かとんでもないことが起きてしまったんじゃないかと、本当に焦りました。

そしてその直後。

突然、胸が苦しくなって。

意識を失ってしまったんです…。


気がつくと、父である陽泉明(ひいずみあきら)が、僕のことを呼んでいました。

時計を見ると、五分も経っていなかった。

どうやら机に突っ伏して、しばらく寝ていたみたいで。


あ、安心してほしいんですけど、今はもう具合も全然平気です。

気休めになるか分からないけれど、昔から貧血でよく倒れる方だったので。

どうか心配しないで欲しい。


陽泉明は、僕のことを心配してすっ飛んできたそうです。

そして、こう言いました。


「暁也、鑑定をしていたら君の方からとてつもない太陽の力を感じたんだ。

月を隠してしまうほどの、強烈な力を。

これは【隠月陽恵】(いんげつようけい)だ。

アマテラスからの、圧倒的な恩恵が到達する証だよ。

この恩恵がやってくる兆しとして、月の力が一時的に隠れてしまうという現象が起きる。

太陽の光が強すぎて、月の存在すら覆い隠してしまうんだ。

それほどの力を持つということさ。


僕はね、君が生まれた時からこの事象のことを絶対に忘れないようにしていたんだ。

【隠月陽恵】自体は、君が生まれる前から奇跡の事象としてとても有名で、忘れもしないものだったけれど。

君が生まれてからは、特にこれを念頭に置くようにしていた。

なぜかというと、神血を持ってアマテラスの力を内包している君にとっては。

この【隠月陽恵】の力が強すぎるからだ。

これが発現すれば、もしかしたら気を失ってしまうほどの負荷がかかるかもしれないと予測していたんだよ。

だから兆しを感じた瞬間に、飛んできたんだ。

勝手に合鍵で開けてしまってごめんね。

実際に倒れているのを見た時は本当に焦ったけれど…。

今は何ともなさそうでひとまずほっとしたよ」


そう言い切った時、陽泉明の懐に器があるのが見えました。

それは何なのかと尋ねると…。


「君がこうなっても大丈夫なように、ずっと【隠月陽恵】を獲得するための器を準備していたんだ。

でも今の君の目を見たら、言いたいことは分かるよ。

自分の手で鑑定をやりたいんだろう。

大切な人のためだもんね。

ただ、僕にもサポートさせてほしい。

それが条件だ」


…そういうわけで今、思いもよらない形で。

父と二人で鑑定に臨もうとしているところです。


●【隠月陽恵】

これは簡潔に言うと、月を隠すほどの強大な太陽の光が、数多の恵みを引き寄せてくる力です。

アマテラスの力の中でも、最も強い部類に入るもの。

太陽の光というのは本来、障害を溶かし、道を照らし、前に進む力を与えるもの。

その光が月すら覆い隠すほどの強さで届くということは。

これまであなたの行く手を塞いでいたもの全てが、その光の前に溶けていくということです。

そして光が届く場所には、あらゆるものが引き寄せられてくる。

愛情も、富も、縁も、勝負の運も。

太陽の光に草木が向かうように、あなたの元に集まってくる。

それが【隠月陽恵】という力です。


幸いなことに、器はもう用意されています。

僕がこうなることを見越して、ずっと準備してくれていた優しい人がいた。

だから、すぐに獲得していけます。

受け取ってほしいんです。

月を隠すほどの太陽の光を。

今夜ここに、届けます。


■強大陽光
(きょうだいようこう)


この言葉を端末に打ち込んで、僕まで送ってください。

父と二人で、待っていますね。


陽月暁也(ようげつ きょうや)

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