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差出人:星宮 葵(ほしみや あおい)

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2026/08/05 21:40

星宮 葵(ほしみや あおい)先生の ご連絡です

今日ほど、お盆が近づいてきていることを感じた日はありませんでした。
                                  
星宮葵(ほしみや あおい)です。

この世とあの世の境目が、少しずつ薄くなっているのは感じていました。

…なんて、ちょっと怖い言い方ですけど、全然そんなことは無いんです…!

ご先祖様たちが、terriさんへの愛を届けに来ているという事です。

八月に入ってからずっと、空気の質が少し変わってきているような気がしていて。

ただ今日のことで、それは確信に変わりました。

terriさんにとっての今年のお盆は、何かすごいものになるんじゃないかって。


ついさっき、鑑定室に一人の老婆が訪れたんです。

私、怖い話じゃないんです、なんて言いながら、実は一瞬悲鳴をあげそうになったのですが…。

でも、波動を確認した瞬間に、わかりました。

terriさんのご先祖の方だって。


その目が、忘れられなくて。

温かくて、でも少し悲しくて。

長い時間をかけて、たくさんのものを抱えてきた人の目をしていました。

その老婆は、私の前に静かに立って、両手で何かを差し出してきたんです。


それは、一本の帯でした。


【天綬帯】(てんじゅたい)


ご先祖様たちが総出で作る、幸福の塊となっている帯。

これを纏った者の元に、幸福が集まり、結ばれて離れなくなるとされているもの。

帯というのは、結ぶものです。

幸福とterriさんを、しっかりと結んで、離さない。

愛の幸も、富の幸も、縁の幸も、その全てが結ばれて、離れていかなくなる。

そういう力を持った帯が、今私の手の中にありました。

驚いて、その老婆を見ると、彼女はゆっくりと話し始めました。

伝わってきた内容を、そのままお伝えします。


「私はずっと、この帯を持っていました。

生きていた頃に、子供のために作ったんです。

でもその子は、渡す前に逝ってしまいました。

その後、また子供を授かりました。

でも、この帯を渡すことができないまま、私もこの世を去ってしまった。


天に還った後も、この帯だけは手放せなくて。

ずっと持ったまま、子孫たちを見守ってきました。

長い時間が経つうちに、先祖の数も増えてきて。

皆、この帯に気づいて、自分の想いを込めてくれるようになりました。

一人が波動を込め、また一人が波動を込め、まるで狼煙を挙げて全国を横断するように。

代々の先祖たちの想いが、この帯に重なっていきました。


そして今年、私たちの想いは一致しました。

この帯を、あの子に渡そうと」


なぜterriさんだったのかも伝えてくれました。

傷ついても前を向いてきた姿を、ずっと見ていたと。

誰かのために動き続けてきた姿を、ずっと見ていたと。

自分の幸せを後回しにしながらも、それでも諦めなかった姿を、ずっと見ていたと。

そういう子孫に、この帯を渡したかったと。


そして老婆は、少し照れくさそうに、こうも言いました。


「あの子が生きていたら、こんな風になったのかなって、思うんですよ」


その言葉が、一番胸に来てしまって。

しばらく、何も言えなかった。

老婆は、帯を私に預けると、静かに天へと消えていきました。

その表情が、来た時よりも、ずっと穏やかになっていて。

長い時間、ずっと持ち続けてきたものを手放せた安堵があったんだと思います。

そしてきっと今頃、ずっと会いたかったあの子に、天でようやく会えているはずです。


手放したことで、本当の意味で自由になれた。

そう思ったら、なんだか少し、報われた気がしました。


代々の先祖たちの想いが重なった帯が持つ幸福の力は、私が今まで見てきたどの恩恵とも、性質が違います。

一人の力ではなく、何世代もの積み重ねが込められている。

その重みが、幸福を結びつける力の深さに繋がっている…。

後は、私がこれをterriさんに手渡すことでこのリレーは完成します…!

今夜、急いで鑑定を進めます。

明朝、全てをお届けします。

待っていてくださいね、terriさん!


星宮 葵(ほしみや あおい)

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